皆様、こんばんは。
札幌支部ML担当です。
当支部会員から情報提供がありましたので、投稿させていただきます。
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札幌支部のTです。
映画『遺伝子組換えルーレット』を観ました。
http://geneticroulette.net/preview
これまでGMO(遺伝子組換え)の危険性を訴える映画は、モ●●●●トなどの多国籍企業を相手に“善悪闘争イデオロギー”を煽動する演出が多く、独特の“●●臭さ”を感じてきた私でした。
原発問題もGMOもTPPも…映画や情報に正義感を煽られたナチュラリストや純粋無垢な市民たちは“多国籍企業や政府機関”にデモや闘争を興じておりますが、結局それは別の意味で“人類間の争い”へ仕向けられている印象があります。
しかも、多国籍企業の悪を糾弾する活動家たちが用いる媒体や端末機械などが、生命を犠牲に科学発展させてきた多国籍企業たちの技術開発や経済活動により提供される恩恵であるという本質を棚上げした運動には、主張の一貫性乏しい印象さえ否めませ
ん。
『文明の創造』に学ぶと、人間の健康を害する薬や毒が、或程度の文明発達に必要あって自然界で仕組まれてきた経過と理解でき、今迄は必要あってそうなってきた、害もあったが恩恵もあった、ただ今後は生存や安全を担保できない決定的な危害を招く段階になっていくから“打止め”なんだと“時の認識”を受けとめる事が出来ます。
では実際どれだけ生命危機に直面させられているのかを知ろうとする時、この映画は解りやすい教材と思いました。
映画は、遺伝子組換え技術を採用した農家さんが実際は期待する恩恵よりも深刻な実害の方が大きかったと具体的な実例を挙げ解説されていたり、GMO食品を摂取した消費者が慢性疾患や健康被害に見舞われ、同食品摂取を回避する食生活へ改めたら治った実例などが、疾患や身近なキーワード毎に編集され、具体的にどの様な被害が出るから危険なのか視覚や情感で解りやすい内容でした。
中でも驚いた事は、GMO推進側の専門機関が運用目的に安全データを取得すべく調査研究した結果、身内の専門家たちが危険と結論づけていた事実(勿論直ちに隠蔽された)が、流出した4万4千頁の文書から明らかになったとの内容でした。
EUやアジア諸国では、遺伝子組換え食品の表示義務があるので回避しやすいが、アメリカでは表示義務が無く、回避困難な消費者たちが実際食し深刻な実害にさらされていると訴えていました。
そんな遺伝子組換え表示義務がある日本国内では、深刻な実害にさらされている実感が薄いため、政府主導でこんな事になっています。
【<ゲノム編集>ヒト受精卵改変を一部容認…臨床利用は認めず】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160422-00000071-mai-sociまた以下は私も“無知なる衝撃”を感じました。
【なぜいま?遺伝子組み換え食品が発泡酒の原料に!?】(ワールドビジネスサテライト)
https://m.youtube.com/watch?v=dkC0wJ94F9E善悪闘争の前に、事実を知って、身近な食生活や日用品選択を改める“生き方の転換”こそ、いま真っ先に必要な行動ではないかと考えます。
映画でもその様に提案されていました。
国民10%のニーズが健全に改まると、そこに市場ニーズが生まれ、ニーズに合う商品開発が営まれる経済の仕組みがあると教わった事ありました。
全国各地で上映会が開かれている様です。
ぜひご覧になり“生き方の転換”へ参考にされてみて下さい。オススメです。
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以上でございます。